「おりおーて広島LGBTQ+シニアサポート」(ここいろhiroshimaさんと共同開催)と、

NINA ARICAの活動について、しんぶん赤旗(3月9日日刊+)の紙面に載りました!

ゆうすけは写真不可のため、またもや木谷だけのショットとなっています💧

ゆうすけへのインタビュー記事が朝日新聞2023.11.19朝刊に掲載されました!

11月19日は国際男性デー。

朝日新聞さんでは「男らしさって?」というテーマで全8回の特集記事を組まれています。

その中で異性愛中心主義の世の中で生きづらさを感じてきたゲイ男性の思いを伝えられたらということでお友達の記者さんに声をかけていただきました。

僕が経験してきたことを聞いてもらい、その話をさらに深掘りしてもらってこのような記事になりました。

20年前、僕がカミングアウトした時の両親の反応と、それから20年たった今の両親の変化について焦点をあてていただきました。

父親のいいつけ(テレビや新聞に顔出ししてカミングアウトしないように)がありますので、顔は出していませんが、私の経験が新聞の朝刊に掲載されたということは大変に感慨深いものがあります。

なにしろ数年前までは、自分のセクシュアリティがバレてしまうことを死ぬほど恐れていたので。

どうやって自分が自分に向けた偏見から解放されて勇気と自信を持てるになったのかそのことについてもこの記事に書いていただいています。

かつて、両親は僕が『男らしくない息子』に育ったことを心配をしてました。

その時の僕は自分が人と違うことを恥じ両親の期待に応えられない自分を責めていました。

それから20年たち僕は少しづつですが『自分らしく』生きられるようになってきました。

両親も今では僕の『自分らしさ』を理解しようとしてくれています。

『男らしさ』の枠に入れないしんどさもありましたが、奇しくも、この『らしさ』についての記事にしていただいたことで、その経験が過去のものになったような感覚があります。

こういうのを「成仏した」っていうのかな😅

朝日新聞さんと記者の花房さん今回はありがとうございました。

『自分らしさ』を出せないことでしんどい思いをしているLGBTQ当事者のみなさんのために

そして、これまでとこれからの自分のために

NINA ARICA の活動をこれからも頑張っていきます!

ゆうすけ

メンバー紹介

左がゆうすけで、右が木谷です。

共同代表 ゆうすけ YUSUKE


広島市出身 アラフォー
セクシュアルマイノリティの

当事者(男性同性愛者)

中学生の時に自分のセクシュアリティに気づきましたが誰にも相談できずにいました。

20代で友人に初めてカミングアウト。

自分を偽らずに人付き合いができる気楽さを初めて知りました。

両親にはなかなか受け入れてもらえず苦労もしました。

長い間、自分のセクシュアリティは明かさずに社会生活を送っていましたが40代になり自分以外のセクシュアルマイノリティの人とつながりたいという思いが芽生え様々な人と交流する中で

「セクシュアリティはみんな違うんだ」「みんなちがってあたりまえなんだ」と気づき,

「自分のセクシュアリティを伝えたい」

と思う人にはカミングアウトできるようになりました。

今では広島文科系゛サークル(文化ゲイサークル)を立ち上げて活動しています。

かつて「いろんなセクシュアリティの人と気楽に交流ができる場があればいいのに…」と思っていたことから

今もそんな思いを抱える人たちの居場所が作れたらいいなと思い

NINA ARICAの立ち上げに参加しています。

共同代表 木谷 幸広 YUKIHIRO KITANI


名古屋市で1997年にゲイバーを開店。後に、全従業員`ゲイ′という構成で法人化し、ゲイバー、観光バー、美容室を経営。2019年に営業譲渡し、広島修道大学大学院に入学。河口和也教授の御指導で修士論文「ゲイバーというリアル空間のダイナミズムー地方都市におけるゲイの出会いをめぐる比較社会学ー」を提出。公益財団法人 広島県男女共同参画財団の職員として、「LGBTスタディーズ」、「LGBT関連図書ビブリオフェス」を企画運営。また、財団から派遣される受託研修の講師としても様々な施設で、「性の多様性」や「パートナーシップ制度」に関する講演を行ってきました。2023年3月に退職し、NINA ARICAの立ち上げに参加。

ちなみに、共同代表の木谷やゆうすけはたまたまゲイですが、NINA ARICAは、LGBTQ+(かもしれない人も含む)、すべての性的マイノリティを対象とする当事者グループです。

NINA ARICAは、「居場所作り」や「啓発活動」を中心とした活動を行っています。居場所作りは、「つながり座」という交流会を隔月一回、週末(主に日曜日)に開催しています。また、シニアを対象とする「おりおーて広島LGBTQ+シニアサポート」(40歳以上の方)という交流会も3か月に一回開催しています。「つながり座」や「おりおーて広島」には当事者でなくても理解のある方であればご参加いただけます。ご質問は、「CONTACTページ」に記載のメアドまで(*'ω'*)

「つながり座」や「おりおーて広島」では、自分自身の経験を語り、また他の参加者の語りを聴くことで、参加者みんながエンパワーされる、来た時よりも少しパワーアップする、そんな交流会を毎回やっていきたいと考えています。そして、参加者同士がつながっていき、ピアサポートしあえるような関係づくりの機会となれれば嬉しいです。「つながり座」という名称にはそんな思いを込めています。「つながり座」も「おりおーて広島」も参加者の心の拠り所になれるよう、また、本来の自分を表現できる場、自宅以外の「居場所」となれることを目指して「場づくり」をしていきます。

「つながり座ページ」、「おりおーて広島ページ」をそれぞれご覧ください。

そして、「啓発活動」ですが、LGBTQ+や性の多様性についての正しい基礎知識を、主に当事者ではない方に学んでいただく機会として、各地に出向いて講演しています。「性の多様性について深く正しく学び、その知識をまわりの人に伝える」をコンセプトとして講演活動を行っています。「講演・研修・出張授業ページ」をご覧ください。

(上記は毎日新聞広島2023.7.30朝刊です。木谷のライフストーリーも含まれていますので、よかったらご一読ください。ネット記事全文は有料会員のみ。)

[学術論文]

木谷幸広・河口和也 2020「類義語『キモチ』と『オモイ』の意味分析」広島修大論集 第60巻 第2号

木谷幸広・河口和也 2021 「マッチングアプリ『9monsters ナインモンスターズ』におけるゲイの身体変容―リアル・スペース『ゲイバー』への影響―」広島修大論集 第61巻 第2号(下記URLで公開)